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使うのは極力控えた方がよい

売掛金がたくさんあるのに、実は手元にお金がないなんてことが、中小企業や個人事業主でもありえます。
時にはそれが原因で、倒産するなんてことがありえます。

それを防ぐためにも、資金繰りがどうしても必要になります。
そこで事業者ローンがつなぎのためによいとされています。
しかし、頻繁に使っても大丈夫なのでしょうか。

毎回審査はある?

こうしたローンを使うときには、審査があります。
もしも審査なしで融資しますよと言うところがあれば、それは悪質業者の可能性があります。
どうしても融資なしと言うのは便利そうですが、利用するのはやめておきましょう。

この審査は、一度すればよいと言うものではありません。
というのも、毎年経営状況も変わりますし、融資の金額も変わるはずなので、審査も毎回必要となります。
その時には、決算書や本人確認の書類を提出するので、手間もかかります。
頻繁に使うとなると、大変なのでなるだけおさえたほうがよいでしょう。

また、おさえたほうがいい理由として、こうしたローンですぐに対応できるとなると、困ったらすぐに頼る癖もついてしまい、結果的に経営にも悪影響を及ぼすでしょう。
ある意味、借りてそれで賄うことなので、自転車創業と同じことになります。
そうした経営はなかなか続きません。
計画的に経営を進めるためにも、頻繁な利用は良くないのです。

だんだんと利用しにくくなる

また、実は頻繁に利用していくと、銀行やノンバンクからあなたの企業の印象が悪化してしまうでしょう。
頻繁に使うものではないからです。
その結果、利用していくにつれて、実はだんだんと審査が通りにくくなる可能性があります。
ひとたび、通らなくなると今度は本当に利用したくても利用できなくなりそうです。

また、半年間に4回から5回使った場合、実はブラック企業と見なされるようです。
ブラックと聞くと返済をしていない人と思われがちです。
企業でも返済しない企業のようです。
頻繁に使うとなると、返済はしていても経営があぶないと言う意味のブラックな企業とみなされるのです。
いくら返済の履歴がよくても、融資をしないと言う銀行やノンバンクが出てきてしまいます。
優良であることが融資のためには必要です。
そのイメージを守るためにも、短期間での頻繁な利用は止めましょう。

事業者ローンは、便利なのでついつい頻繁に利用したくなります。
しかし、使うのはいざというときだけに控えましょう。
それが結果として、あなたの企業のためになるのです。